あらすじ

終戦から2ヶ月後の1945年10月。

大森中尉らは大陸を走る列車に揺られていた。
行先は極寒の地シベリア。

大森をはじめとする日本兵たちはそこで過酷な労働を強いられる事となる。
やがて多くの者たちが飢えと寒さに命を落とし、その中で多くの者たちが互いに約束を交わした。

『必ずダモイ(帰還)を果たす。』
時は過ぎ、彼らの約束の果てに待つものとは…

シベリア抑留と舞鶴

第二次世界大戦の終結後、ソ連軍に投降した多くの日本兵や一部の民間人は、「トウキョウダモイ」(東京へ返してやる)と言われましたが、実際には日本へ送還されることなく、シベリアをはじめとするソ連領地内へ強制連行されました。
その後強制収容所(ラーゲリ)での生活を余儀なくされ、マイナス30度を下回る厳しい環境で強制労働を強いられ、衛生環境や食料事情も悪く、多くの人が飢えや病気によって命を落としました。
そんな過酷な状況にいた人々の速やかな帰国を実現するため、軍港だった舞鶴は、昭和25年以降は国内唯一の引揚港として、昭和33年9月7日の最終船まで実に13年間にわたり、約66万人の引揚者と1万6269柱の遺骨を受け入れました。(舞鶴引揚記念館HP参照)

出演者

  • 緑川光
  • 佐久間大介
  • 下野紘
    ※8月10日(土)のみ出演
  • 岡本信彦
    ※8月11日(日)のみ出演
  • 岸尾だいすけ
  • 佐倉綾音
  • 井上麻里奈
  • フルート奏者:鎌田邦裕
  • 伊藤アルフ
  • ジョニー高山
  • 赤山一真
  • 梅沢寿希弥
  • 梅澤貴大
  • 大我直輝
  • 尾高慶安
  • 橘内良平
  • 木目田俊
  • 黒田ひろき
  • 佐分祐佳子
  • 島犬
  • 高木尋
  • 中西雷人
  • 新谷美奈
  • 長谷川天音
  • 長谷川禄
  • 深澤宏允
  • 松野孔洋
  • 無着陽平
  • 山下歩
  • 横山冬悟
  • 涼賀あかり
  • 林藤さちこ

スタッフ

脚本 山下平祐
演出 松野太紀・藤原珠恵
舞台監督 高江ヒデユキ
音響 中野忠義(共立)
照明 赤田智宏(ALOP)
音楽 ベアグラウンド
制作 小林信介(ジ・ズー)
高橋聡史(アクアファクトリー)
菊地晃子
堀井美香
スペシャルアドバイザー 照屋秀吾
スチール 神谷智次郎写真事務所
デザイン 柘雄介(GRAFIGHTER)
撮影協力 かき小屋 鶴昇丸
取材・文 大滝知里(ステージナタリー)
ヘアメイク 氏川千尋
宮本春花
紀本静香
小田桐由香里
福田まい
高見佳妃
三井朱莉
北脇茉梨子
山下由理香
衣装 村井素良
安倍拓志
楢島由佳
大塚明日香
後援 舞鶴市
文化放送
協力 舞鶴引揚記念館
青二プロダクション
セブンネットショッピング
協賛 志摩機械株式会社
日本海精錬株式会社
料理旅館 霞月
京都交通株式会社
株式会社ホリグチ
企画協力 中馬一登
山本貴紀
プロデューサー 春口秀之
池沢勝斗
企画・主催 Thanksgiving

開催概要

2024年8月京都府 舞鶴市にて朗読劇READING WORLDユネスコ世界記憶遺産 舞鶴への生還 『約束の果て』を開催いたします。

舞鶴市は第二次世界大戦の最後の引揚港である舞鶴港を有し、舞鶴引揚記念館(舞鶴市)に収蔵されているシベリア抑留や引き揚げに関する資料570点は2015年にユネスコ世界記憶遺産に登録されています。先行き不透明な時代のなか、舞鶴から日本そして世界へ、日本が世界に誇る声優による朗読劇で「平和の尊さ、平和への祈り」を届けます。

  • 名称 朗読劇 READING WORLD ユネスコ世界記憶遺産 舞鶴への⽣還 『約束の果て』
  • 会場 舞鶴市総合文化会館 (京都府舞鶴市字浜2021番地)
  • 日程 ◎2024年8月10日(土)

    【昼の部】開場 12:00 開演 13:00 / 【夜の部】開場 16:00 開演 17:00

    ◎2024年8月11日(日)
    【昼の部】開場 11:00 開演 12:00 / 【夜の部】開場 15:00 開演 16:00

    ※公演は90分を予定しております。
    ※演出の関係で、お時間は前後することがございます。
  • 主催 株式会社Thanksgiving
  • 後援 舞鶴市 文化放送ロゴ
  • 協力
    舞鶴引揚記念館 青二プロダクション セブンネットショッピングロゴ
  • 事務局 READING WORLD製作委員会

チケット情報

◎ 立ち見指定 先着受付

受付期間: 
2024/8/4(日)12:00 ~ 8/9(金)21:00

受付URL:
イープラス https://eplus.jp/readingworld-maizuru/

料金  :
8,000円 ※税込 観覧場所の指定あり



◎ チケットプレオーダー(抽選)

受付終了


◎ チケット二次抽選

受付終了

※未就学児童はご入場いただけません。あらかじめご了承ください。
※公演スケジュールは変更となる場合があります。あらかじめご了承ください。
※会場へのお問い合わせは、ご遠慮ください。



◎ シャトルバスの運行について

公演にあたり、「舞鶴市総合文化会館〜引揚記念館」間のシャトルバスの運行を予定しております。
1乗車300円、往復で600円となります。
運行時間が決定次第、公式Xポストおよびホームページにて公開させていただきます。

京都駅・新大阪駅〜舞鶴市総合会館
らくらく直行バスプラン

京都駅・新大阪駅から会場まで直行便のバス(有料)を運行いたします。
ユネスコ世界記憶遺産 舞鶴市朗読劇『約束の果て』へ、お越しいただく際は是非、ご利用ください。

京都便・大阪便ともにインターネットでの予約制となります。
詳細につきましては、下記よりご確認ください。
※公演チケットは含まれておりません。

らくらく直行バスプランについて
詳しく見る

グッズ

事後物販決定

2024年8月10日、11日に行われた 朗読劇 READING WORLD ユネスコ世界記憶遺産 舞鶴への⽣還 『約束の果て』の事後物販が決定いたしました。
皆様から多数のご要望をいただき期間限定となりますが、セブンネットショッピングにて販売をいたします。

◎セブンネットショッピング『約束の果て』特設ページ https://7net.omni7.jp/general/002126/240813readingworld

販売期間:8/13(火)14:00〜9/12(木)23:59

会場で販売された全ての商品がご購入できます。

・朗読劇READING WORLDユネスコ世界記憶遺産 舞鶴への生還 『約束の果て』 パンフレット
・朗読劇READING WORLDユネスコ世界記憶遺産 舞鶴への生還 『約束の果て』 台本
・朗読劇READING WORLDユネスコ世界記憶遺産 舞鶴への生還 『約束の果て』 クリアファイル3種セット

※セブンネットショッピングからの【お届け時期は、10月下旬】となります。詳しくは特設ページにてご確認ください。

約束の果て グッズ

READING WORLDとは

「日本の声優は世界に誇れる素晴らしい職業・文化であり、声優による表現をもっと広く・多くの方に届けたい」との想いから始まった朗読劇プロジェクトです。

前身は2020年より京都で毎年開催されている「世界文化遺産 下鴨神社 朗読劇 『鴨の音』」で、今後は日本中の世界遺産・歴史的建造物・様々なゆかりの地での開催を予定しています。

声優のもつ「声」の力と、開催地のもつ「場」の力の掛け合わせによる相乗効果で唯一無二の世界観を目指します。

プロデューサーメッセージ

〜自分の「大好き」と誇れる「モノ」を
ひとりでも多くの人と分かち合いたい〜

私は日本が大好きです。歴史・文化・人など日本の様々な物が大好きです。テレビ・アニメ・漫画・音楽などにのめり込み倒し、様々な作品から勇気や希望、元気や愛など多くのものをもらってきました。

私が朗読劇を手がけるようになったのは、様々な出会いが重なり不思議な縁が結ばれた結果にすぎません。朗読劇を手がける以前は比較的シンプルなイベントを作っていました。

そんな中、日本を代表する声優事務所のひとつ・青二プロダクションの池沢勝斗氏、素晴らしい作品を生み出すアーティスト・クリエイターの方々と出会い、下鴨神社とのご縁をいただいた際に、すべてがあらかじめ決まっていたかように「下鴨神社で朗読劇をやりたい」との想いが湧き上がりました。この時、私の人生を変えた朗読劇『鴨の音』が生まれました。

朗読劇そのものは決して新しいものではなく、歴史ある表現方法・エンターテインメントのひとつです。みなさんも両親や祖父母、幼稚園や学校の先生から「読み聞かせ」をしていただいた経験があると思います。

朗読劇は近年その魅力が再認識され、公演数は増える一方です。最小限のマイクと照明だけのシンプルなものから、プロジェクションマッピングやオーケストラなど豪華な演出を取り入れたものまで多種多様な作品が生み出されています。

私たちの朗読劇「READING WORLD(リーディングワールド)」の最大の特徴は開催地がもつ歴史や意味といった「場」を大事にすることです。冒頭のあいさつの通り、私は日本の歴史・文化・人が大好きです。私が好きな「歴史」にゆかりのある世界遺産などの場所、朗読劇という「文化」、素晴らしい作品を生み出す声優をはじめとした「人」のすべてをひとつにしたら、素晴らしいものが生まれると固く信じています。

とくに、日本の声優は世界に誇れる素晴らしい表現者・アーティストであり、もっとその魅力をいま以上に「世界」に知ってもらいたいと常々感じています。

そして声優だけではなく、日本の歴史や文化も国・地域・年齢・性別など問わず多くの方にふれて欲しい、できることなら好きになって欲しい。そのために残りの人生を捧げたい。

そんな想いをこめ、プロジェクト名を「READING WORLD」としました。

株式会社 Thanksgiving 代表取締役
READING WORLD プロデューサー
春口秀之

応援メッセージ

舞鶴市長 鴨田秋津

舞鶴市長の写真

本市は戦後、引揚港として海外から約66万人の引揚者を市を挙げて温かくお迎えしました。戦後の新しい人生の第一歩が踏み出されたここ舞鶴は、まさに再会と再出発のまちとなりました。

1988年には、舞鶴引揚記念館を開館し、体験者から託された史実と平和の願いを発信し続けています。また、2015年には、本市が所蔵しているシベリア抑留や引き揚げ関連の資料が世界的に重要であると認められユネスコ世界記憶遺産にも登録されました。
時代は令和となり、戦争や引き揚げの記憶は徐々に薄れつつありますが、このような時代だからこそ、私は、引き揚げの史実を「日本へ、世界へ」と発信し、平和への願いを次世代へ継承する責務が舞鶴にはあると考えております。

この度、豪華な出演者の皆様による「朗読劇READING WORLDユネスコ世界記憶遺産 舞鶴への生還 『約束の果て』」を本市で開催していただくことは、私どもが取り組んでまいりました引き揚げの史実と平和への願いの発信を強力に後押ししていただく誠に意義のあるものと考えております。

超一流の声優である古谷徹様、下野紘様、岡本信彦様、佐倉綾音様、緑川光様、井上麻里奈様、さらには日本のトップアイドルであるSnow Manの佐久間大介様といった豪華な出演者の皆様が発表され、反響の大きさは私どもにも届いております。 改めまして、関係者の皆様方に心より感謝申し上げます。

戦後、海外から心身ともに傷つき疲れ切って引き揚げて来られた方々を癒した豊かな青い海、美しい緑の山々、そして温かい人情は今でも変わりなく本市の自慢でもあります。出演者、スタッフ、観劇の皆様のお越しを心より歓迎し、お待ちしております。

舞鶴引揚記念館について

舞鶴引揚記念館

苦難を乗り越え生還された体験者の多くは、帰国を果たせなかった方々の分まで精一杯生きようと、戦後の復興を支え、現代の平和な社会の礎を築いてこられました。 当館は、そのような方々の熱望により開館されました。全国から寄せられた多くの資料にこめられた想いと共に後世に継承していくことが舞鶴と体験者やそのご家族との“約束”です。

豪華で素晴らしい出演者の皆様も含め多くの方が公演にお越しになられると思いますが、ぜひ舞鶴引揚記念館にも足を運んでいただければ幸いです。

舞鶴引揚記念館について
詳しく見る

ラジオ

  • 番組名 READING WORLD(リーディングワールド)
  • 放送局 文化放送 / radiko
  • 放送日時 毎週日曜日 20:00 ~ 20:30
  • パーソナリティ 中井和哉 下野紘
  • 公式サイト www.joqr.co.jp/qr/program/readingworld/